土蔵を客間として取り入れながら、隣接して母屋を造設する計画です。土蔵の補修計画を立て、まず見積もりを取りました。これまで物置として放置されていたため、外部の傷みは激しかったのですが、内部は乾燥保存状態が良く、水ぶき程度で使える状態でした。土蔵部分で数百万円の補修費が出ました。しかしまだ小さい2人の子供のいる夫妻にとっては新設住居部分もあり、土蔵に充てられる資金は出た額の半分が限度でした。
見積もりを取った計画内容
土蔵改修・補修仕様
2000/10/27
作成:KRONOS L'd
外部:
屋根 --- 瓦補修・南東の隅に見られるひどい欠損部は金属パネルで防水。樋の修繕。
壁 --- 東面・北面を白壁に戻す。西面・南面は杉板張り。
腰壁 --- 杉板張り(杉板は支給される)
開口部 --- 庇・鋼製サッシ(ジャロジー1個と内倒し窓3個・網戸)、YKK AP フレミング(別図参照。現開口h=540 w=440 4ヶ所)。
内部:
床 --- 現床板を表面をカンナ掛けして再利用
壁 --- 水ぶきのみ
天井 --- 水ぶきのみ
建具 --- 全開口に網戸。鋼製引き戸・吊り戸
その他:
床下をシロアリ駆除
床下束補強
床下換気扇(松下設備システム)本体FY-08FFA1 ¥23.000×1
タイマーFYTDS02 ¥12.800×1
新規出入口(高さ:2.1m 巾:0.9m 片引戸)1箇所
(高さ:1.5m 巾:2.0m 両引戸)2箇所
既存出入口を内部より施錠し、既存建具にポリカーポネートを入れる。
内部階段の段板傾き一部補正(1段目の高さ調整)
内部階段2階手摺り 手摺り子:St FB t=9 OP、 麻縄
手摺り:桧(別図参照)
電気配線 ガイシ及び電球用ソケット(別図参照)
上記工事は基本的に漆喰部分に穴を開けない工事方法とする